子ねこの育て方

icon 子ねこは生後3週間前後までは、離乳も済んでなく
排泄もできないので、お世話が大変です。

母猫がいれば安心ですが、母猫がいない状況で保護した場合や
出産後、母猫が育てなかった場合は人口保育が必要です。

これらはとても手のかかることですが
もし、あなたのところへ来たねこが離乳も済んでいないような
小さな猫の場合、どうかあなたの手で助けてあげてください。

動物病院へ連れて行く

icon 外から来たコならまず、動物病院へ行きましょう。
動物病院なら必要なものも、ほぼ揃いますし他の指示も仰げます。

子猫が弱っている場合はすぐに連れていってあげてください。

年齢のチェック

icon まず、子ねこが生後どれくらいかチェックしてみてください。
ねこ成長過程に体重や写真が載っているので
大体、生後何日くらいかを確認してみてくださいね。

大体、子ねこが生後何日くらいかが分かったら、
それに合わせた育て方をしていきましょう。

生後1日〜1週間

犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』

icon まず、保温をしましょう。
本来なら母猫に暖められている子ねこです。
まだ自分で体温調節ができません。
ダンボールにタオルや毛布をひいたものを用意しましょう。

ダンボールの高さはあまり高くないものがよいです。
(高さがあると上に暖かい空気が行ってしまうため)
これに保温のためのカイロかお湯の入ったペットボトルなどを
タオルにくるんで設置しましょう。
子ねこが熱いとき、移動できるようにダンボールの半面くらいに
設置するとよいです。
暖かい空気が逃げないように、フタがあるとよいでしょう。

icon ミルクを与える時、母猫は子猫の血行を促進し、体の清潔さを保つためにグルーミングをします。
同じように、子猫をお湯で濡らしたタオルハンカチなどで、そっと拭いてあげましょう。

排泄のさせ方

生後3週間くらいまでの子ねこは、自分で排泄ができません。
このときに、肛門周辺をティッシュやコットンなどで
そっと刺激して、排泄させてあげるとよいです。

おしっこの色の確認

子猫のおしっこは普通、無色透明です。
黄色がかってる場合には水分が足りないことが疑われるので
ミルクを薄めに作って、水分の摂取量を多くしましょう。
ミルクを飲まなかったり、下痢をしている場合は
病院へ連れていってあげてください。

icon 排泄・グルーミングは離乳するまで続けます。

icon ミルクは1日10回ほど与えます。(大体2〜3時間おき)
猫用ミルクを与えてください。(←ペットショップなどで売っています。)

ねこは乳糖が分解できないため、下痢をおこしてしまうので
牛乳は適していません。
液体タイプと粉タイプがありますが
1回の飲む量が少ないため、粉タイプの方がよいと思います。

icon ミルクの量は1日30mlくらいで、1回に3mlくらいです。
(ミルクによって量が違ったりするのでパッケージの裏を確認してください。)

体重の増加

子猫は順調に成長していくと、大体1日約10gずつ体重が増えていきます。

icon ミルクのあとも排泄をさせてみましょう。
ティッシュやコットンなどで肛門あたりをそっと刺激してあげてください。
ごはんの後なので、うんちが出やすいです。

ミルクの与え方

ミルクの与え方 icon 生後間もない子猫は飲むのに時間がかかります。
湯せんした容器にミルクが入った容器を入れて、
保温しながら飲ませると、ミルクが冷めずにいいと思います。

ミルクの温度は40〜45度くらいにします。
ミルクは子猫が飲む量が少なく、すぐ冷めてしまうので作るときに、
湯せんのお湯と同じ温度のポットのお湯でもすぐ、
ちょうどいいくらいになります。

飲ませるのに、ねこ用の哺乳瓶や写真のような
注射器などが売っていますが、子猫の体力が分からないときは
哺乳瓶で吸える力があるか分からないので注射器の方がよいと思います。

注射器は力加減が難しいと思うので
一適ずつたらす気持ちで少しづつ与えてください。
ひなは失敗して、子猫の鼻からミルクが出てきてしまいました・・。
気管などに入ったら、肺炎になってしまう恐れがあるので
気をつけてくださいね|x・。)

ミルクの与え方 ねこは人間のように仰向けの状態で母猫からミルクを飲みません。
ミルクをあげるときは、うつぶせ状態で首を少し上げるようにして
飲ませてあげてください。
子猫も人間も慣れるまで、なかなか上手くいきませんが
根気強く頑張りましょう。

あまりにも小さいコは
スポイド(化粧品の入れ替え用のものなどが便利です。)などで
あげないと上手く飲めないと思います。

それでも飲めないコは胃に直接カテーテル(管)を通して
飲ませることになります。
これは食道にちゃんと通さないと
子猫が窒息死することになるので、獣医さんの指示を仰いでください。

生後1週間〜2週間

icon ミルクは1日8回前後与えます。(大体3〜4時間おき)

icon ミルクの量は1日50mlくらいで、1回に5mlくらいです。

icon 排泄・グルーミングは離乳するまで続けます。

icon 目が見え出すので、動きだします。
ダンボールから出て、落ちてしまわないように気をつけましょう。

生後2週間〜3週間

icon ミルクは1日6回前後与えます。(大体4〜5時間おき)

icon ミルクの量は1日80mlくらいで、1回に8mlくらいです。

icon 排泄・グルーミングは離乳するまで続けます。

icon 生後3週間くらいになったら、
排泄も自分でできるようになってきます。
ねこ砂を入れたトイレ設置してあげてください。
まだ、体が小さいので、食器の水切りカゴなどが
ちょうどよい大きさです。

自分でまだトイレに行けなくても
ごはんのあと、トイレに連れていって
排泄をするのを待ってみてください。

icon 乳歯も生えはじめるので離乳準備に入ります。
お湯かミルクでふやかした、子猫用フードを
ミルクの前に少量、指などにつけて
口元へ持っていってあげてください。

子猫用の缶詰でもよいですが
のちのちドライフードを食べなくなってしまうかもしれないので
ドライフードをふやかしたものをオススメします。

生後4週間

icon 離乳を本格的に開始します。
1日5回くらいに分け、慣れさせていってください。

トイレは猫砂を入れたトイレを設置しておくと
そこでしてくれるコが多いですが
ねこトイレ以外にしてしまった場合は
ニオイがついたティッシュなどを、トイレ内に入れておくと
覚えてくれやすいです。

ノミや寄生虫の駆除・ワクチンなどもあるので
動物病院へ行って獣医さんと相談しましょう。

icon 離乳してしまえば、あとは普通のねこと同じです。
子猫を育てるのは大変ですが、根気よく頑張りましょう!